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2011/06/09 (Thu) ライブレポ6/1パワーズ2

かなりの長文です。気長に読んでください~

まづは6/1に行われたAD☆LIB vol.2。
オイラにとって色々な意味でドキドキしたライブになった。
震災後封印をしていた「エレクトリック・バラフォン」のお披露目をかねていたからだ。
結果は、オイラが望んでいたようになった。
電気の力を借りて、音量の大きい楽器達に囲まれていても負けることなく、
その威力を発揮できたと思う。厳しく言えばちょっとセッティングが面倒くさいかな。
改良の余地も、課題も見えて来たし、あとはいかに小さく軽量化出来るか....
でも、これが一番大変そうだな。


この日のライブはたくさんのミラクルが起こったし、
なによりもいつも対バンで叩いているリスペクトすべきパーカッショニスト一人一人のプレイを、
じっくり体感する事ができて嬉しかった。

1stステージで先陣きったのは辻くん。
あのパワーの放出量にはいつも圧倒されるな。
GOMAちゃんが彼に惚れ込んだ理由がよく分かる。
肉体と精神のバランスが整っているからこそ、あのダイナミックな演奏が出来るに違いない。
大小約8本のしっかりとチューニングされたをタイコを自在に操り、
アタック音とメロディーが渾然一体に絡まりあい、
かなり頭の上の方から倍音と歌が降り注いでくるイメージかな。
彼の言うところの「低音地獄」を演出する大きなジャンベも、
ドローン(※)のような効果があり、そのおかげでリズムが途切れる事はない。
アフリカ仲間でもあるしいつも思うんだ。やっぱり素晴らしいプレイヤーだなって!
(※ドローンとは…
音楽で単音の変化の無い長い音のこと。
ドローンは民族音楽でよく使われ、いわゆるバグパイプの低音がそれに当たる。
瞑想曲に近い効果を発揮し、音楽的な流れが良くなり、
その周波数を拡大した形のリズムがミニマル音楽の元になっている。[wikiより抜粋])

二番手のイズポン。
ご存知のようにKINGDOM☆AFROCKSやNaoito、
Orquesta Nudge!Nudge!等で活動するパーカッショニスト。
キューバ仕込みのリズムの知識、グルーブの心地いい訛りは、いつ聞いてもゾクゾクする。
あと、この人のコンガのトーンは絶品だな!
一切の痛い部分がカットされていて、丸くてふくよかな優しさ溢れる音色を作り出す。
耳がいい人なんだな。その素晴らしくチューニングされたコンガを叩きつつ、
カホンにペダルを装着してバスドラムのように4つ打ちビートを刻み、
なおかつポルトガル語(昔キューバやブラジルは、ポルトガルの植民地だったので
公用語としてポルトガル語をつかっている。)のイカした歌をうたう。
ご一緒できて幸せです~そして同い年!

三番手はカクエイ。
彼とはこの間「祈念」というCDを作り、「YAYUKA」というユニットをくんでいる。
愛情深く、その穏やかな口調からは想像出来ないほどの情熱をもっている男だ!
被災地である石巻に一緒に行って避難所でライブを共に経験した仲間。
彼はパチカを日本に広めた第一人者。
プラスティック製のパチカをみた事があると思うが彼がその生みの親。発想がヤバいな!
社長自ら実演、販売とマルチな才能を発揮する一方で、
「OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND」や、
「L.E.D.」でコンガ、スチールパンをプレイしている。
そのスチールパンの音はカクエイの魂がそのまま反映されているように、
じつに柔らかく時に激しくその場の空気を揺らしていく。いつもありがとう!

最後はオイラ。
みんなの素晴らしいプレイを聞いて、おいらのボルテージは最高潮!!
ファッキン原発!ファッキン東京電力の一部のボケじじいどもめ!を自身の合い言葉に、
「電気」バラフォンを叩きまくった。皮肉なもんだ。
深呼吸することもなんだか気がひける、水も安心して飲めない。
でも、電気は必要。…だったら原発じゃない違う電力の供給方法を早く模索してほしい。
矛盾だらけの今、ひょっとしたらこのエレキバラフォンは
時代を反映しているのかもしれないと思った。


そこで、こんな物語はどうだろう?


その昔、アフリカでバラフォンという楽器が発明された。
自然の素材だけで作られたこの楽器は、
硬質な木の音盤とその下にそれぞれ瓢箪の共鳴器を持ち、
どの種類の太鼓の音量にも負けなかった。
メロディーとリズムが出るこの楽器は森を鳴り響かせ、
眠っていた精霊たちを夢から覚めさせた。
精霊達はこの楽器の音色に心を奪われ、その心地よいボリューム感に包まれながら
夜が明けるまで踊り明かしたという。
それは、この地球の全ての生命体達は母なる地球にストレスをかけることなく、
れっきとした秩序のもとに生活を営んできた時代だった。

時が経ち、人間が考えだした電気という新しいエネルギーを使って、
このアフリカ発祥のバラフォンを「エレクトリック」に変えた男がいた。
彼はバラフォンの本来の音をとことん追求し、世界に精霊の声を響かせたいと願っていた。
森で生まれ、街にでた彼は「電気」の力を痛いほど知っていた。
コイツを上手く利用すれば、より大きな音で世界中に響きわたらせ、
この楽器の声を届けることが出来ると思った。
そして、いままで少数の精霊たちの声しか伝えられなかったものが、
その倍、またその倍の声を伝えられるはずだ!と。

彼はその思いを都会で形にした。
いままで汗だくで叩かなければ伝わらない音量が、
スイッチ一つでいかようにもなる。コイツはすごい!
男は全ての精霊達に「いままでとは全く違うバラフォンの音を聞かせます。
バビロンですが、是非足を運んでください」という内容の招待状を送った。
男が彼らを街に招待したのは理由はひとつ。
ここには電気がある…。森には電気がない…。

精霊達は緊急に会議を開かなければならなかった。
なぜなら、本来精霊達は森以外の場所に行く事を禁忌としていたからだ。
しかし、彼らの大好きな音楽を奏でる男の情熱に押され、
このときただ一度だけ封印を解くことが決まったのだった。
演奏当日、森からは彼の音楽を聞く為に
大勢の精霊達が危険を冒してバビロンに足を運んでくれた。

しかし、その音色は人間たちには評判が良かったが、 精霊たちは落胆した様子で何も言わず森に帰っていってしまった。
男には、それがなぜか分からなかった…。

精霊たちが森に帰ったあと、男は都会に残り活動の幅を広げたが、
演奏すればするだけなぜか英気が失われていった。

「沢山の人に伝えようとすればするほど、心が何も感じなくなる...喪失感で苦しい...」
気がつけば20年の歳月が経っていた。 そんな時だった。
懐かしい精霊の一人が危険を顧みず、森から男を訪ねて来た。
「なにか思う節があるのでしょう。一度、故郷の森へ帰ってみてください。
あなたのルーツがそこにはあるはずですから」

まもなくして男は精霊に導かれ故郷の森に行く。そこには当然電気などは存在しない。
あるのは豊かな自然と、なつかしい精霊達、そして自身で作り上げた素のバラフォンのみ。

男はいう。
「私はあなた達の声を多くの人に伝えるべくこの楽器を変化させたのです。
でも、叩けば叩くほど心に虚無感が生まれます。それは一体なぜなのでしょう?」

精霊達はいう。
「何も考えずに私たちに音楽を聞かせなさい」

男は叩いた。一心不乱に今まで失ったものを取り戻すが如く叩きまくった。

叩き終わって辺りを見渡す。うっとりと聞き惚れている精霊達。
以前この森を出て都会に行く時よりも、男の演奏の腕前は、格段にあがっていた。
それにも関わらず、心が荒んでいっていたのはなぜだ?
今は、心が十分すぎるほど潤っている。
この充実した気持ち...忘れていたこの愛おしい気持ち。

森からわざわざ危険をおかして彼を導いた精霊が男に聞いた。

「自分のルーツを見た?」

男はその時気がついた。
「そうだ、おれはいつのまにか音の大きさのみを追求してしまってた。
だけど、じつは全て揃っていたじゃないか!
音の大きさだって、心地よいボリューム感があれば十分だったんだ。」
「電気で音を大きく響かせることのみを考えていたが、
その電気が作られる“もと”を見過ごしていた。ルーツも知らずに使ってしまっていた。
それは、欲で本質を見失うことだった。自分で己のクビを締めていたんだ!」
「おれたちの母である地球は、食物連鎖や循環のなかで全てを与え、浄化し、また育む。
その自然のサイクルに従い、素直に生きていけば、足りていないものは何一つない。」
人間はあるがままに生きていけば良い。男は思った。
背伸びする事なく、今生きている世界を慈しみ、そして共存していく。

精霊は微笑んだ。
「あなたの作った電気バラフォンの音がうるさかったわけではありません。
むしろ、素晴らしい仕事だと思いました。
なぜなら、私たち精霊の声を今まで以上に世界に広められるのですから。
しかし、あなたが使っていた『電気』というものの素が問題なのです。
今では私たちの森は汚れ、私たちが生きる上で一番大切な川の水も
今では触れるのも恐ろしいほどです。
森も開発の名のもと人間たちの開拓が進み、多くの仲間が犠牲になりました。
わたしたちは、あなたにそれを気づいてほしかった」


な~んてね。


電気は人類を飛躍的に進化させた。
それまで、夜はロウソクを灯し、行灯の油を燃やし、
わずかながらの「あかり」でつつましく生活をしてきていた。
元々電気とは、誰かさんのデカすぎる愛情の現れだったのだと感じる。
自分の大事な人が、夜でも勉強出来るように。
夜道を街頭で照らすことによって犯罪も激減したはずだ。
全てはみんなを幸せにしたいという愛の現れ!
暗いとなんだか「よこしま」な考えが起こったりするのを、
未然に防いでくれたのも電気だったはずだ。
街灯の下、犯行を踏みとどまった奴らも多いと思う。

すべては、「誰かが誰かを愛してる」結果なんだな。
オイラだってそうだ!たとえば娘が、夜暗い中で本を読みたいという。
やっぱり叶えてあげたいじゃない?読ませてあげたいじゃない!「愛というエネルギー=電気」。
しかし、その電力の供給源が問題だ!
「人間は賢いからプルトニウムなんて簡単に手なずけられるさ。やって出来ない事はない!」
でも、そろそろ認めた方がいいんじゃない?いや、もう分かっているはずだよ....
「背伸びすることなく、今生きている世界を慈しみ、そして共存していく」
簡単な決断のはずなのに、黒い雲に覆われてなかなか先に進めないお偉いさんがたよ、
もうすでに時遅しかもしれないけど、早くその黒い雲を晴らしてくれないですか?
「黒い雨」でさらにこの世界がおかされる前に......


そんな思いや願いをこめた「AD☆LIB vol.2」 2ndステージ目は、4人揃っての初ライブとなった。
それぞれの個性が絡み合いグルーヴの嵐の中
一番最後のキメも決まって(?)最高の気分で幕をおろした。
今回、延期になったにも関わらず、再び愛のある招集をかけてくれた
OVER HEADSのVJメグちゃん、素敵な企画をありがとう。
次回もぜひ宜しくね!ナオッキー、アキオさん、マックス、いつもありがと!


オイラたちミュージシャンはみんなを元気にする為に存在している。
そして自分たちも元気になる為に演奏をする。
ものすごくシンプルなエネルギーの循環だね。これで発電できない?(笑)

どこかの偉い先生がこの打楽器集団のエネルギーを
電気に変える方法を見つけてくれないかな?
開発は他力本願でいくしかねぇけど、酒飲ましてくれたらそれでガンガン叩きまっせ~!
東電じゃなくYAO電の方が低燃費、ヤバいぜこのコストパフォーマンス。
…ただ、お神酒の量が増えるかな?(笑)
                                                                                                   ヤーマン

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プロフィール

YAO

Author:YAO
(photo:KunihikoSasaki)
 
 ◆◇◆◇◆

打楽器奏者
松本“ YAO ”善行

幼少の頃から和太鼓を叩き始める。

1997~1998年には打楽器の宝庫・西アフリカ(セネガル、ガンビア、マリ、ブルキナファソ、ガーナ)へ単独武者修行の旅にでる。5ヶ国をまわるなかでバラフォン、ジャンベ、ゴメ、ペンペンソワ、カリンバ、サバールなどに出会う。それらでのライヴパフォーマンスを認められ、現地では冠婚葬祭の演奏を許されるまでになった。

打楽器奏者としての名“YAO”は、当時セッションを共にした音楽家たちから命名されたものであり、約一年かけたこの旅が、今現在のYAOの屋台骨となっている。

帰国後、様々なバンド活動・スタジオワークを経て、現在は日本が宇宙に誇るサイケデリック・ジャムバンドDachamboでのドラム&パーカッションをはじめ、民族楽器を中心としたトライバルジャムユニットEarth Consciousやその他様々なアーティスト達の活動に参加し、フジロック・サマソニ・ライジングサン、オーストラリアのEXODUS FESTIVAL・Woodford Folk Festivalなど国内外の多様な音楽シーンで活躍。

演奏者としての活動以外にも、楽器そのものの考案・製作・修復などを行う、まさに生粋の打楽器職人である。

2009年よりソロ活動を本格的に再開する。創意工夫を凝らした自作バラフォンや、カリンバとバラフォンからのインスピレーションで誕生した独自の創作楽器「アイロフォン」を用いた演奏は『天国の音』と各方面から賞讃を受けるなど、その万物を豊潤な世界へ導く独創的なLIVEは国宝級と評されている。

2012年には今までの活動に加え、The Crash MustardとThe Coxaの2バンドを新たに結成。音楽のジャンルやバンド形態というカテゴライズを超えたプレイスタイルでGROOVEを常に探求し続ける。

 ◆◇◆◇◆

連絡先はこちら↓
yaobalafon@gmail.com

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