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2011/11/17 (Thu) 伝説のバラフォニスト カクラバ・ロビ!

オイラに嬉しい仕事が舞い込んだ!
どんな仕事か、その話のまえに、ひとつ昔話を。


彼のCDを初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。
確か20代中頃だったかな、、、
アントキノオイラは聴いたことのない音楽を常に欲していた。

当時はターンテーブルを持っていたので、古いレコードの名盤なるものも結構持っていた。
オーネット・コールマン、ドン・チェリーとかフリージャズのCDを買い漁ったり、
ワールドミュージックにハマっていったのもこの頃かな、、、
ポリリズム過ぎて、コピーするにも聞き取ることが全く出来なかった「コンゴ」の
フィールドレコーディングのLPも思い出深いな。

そんななかに、JVC(世界の民族音楽を扱っているレーベル)から出ていた
カクラバ・ロビ氏「超絶のコギリ」というアルバムがあった。
バラフォンというアフリカの木琴を知ったのもこのアルバムだ。
自ら制作したバラフォン(現地名ではコギリと呼ぶ)で奏でられるその音楽は、
驚きのテクニック!見事というか、まさに超絶技巧!

当時のオイラは、楽器は楽器屋で買うものであって自分で作るモンじゃない、
と思っていたから、その衝撃といったらなかった。
しかも何だ?この音、、、ビリビリと心地よく身体に訴えかけてくるじゃん!
それ以来、彼のことが大好きになったし、この楽器のことをもっと知りたくなった。

こりゃ実際に現地で体感しなきゃ、、、
と思い立ち、アフリカでの打楽器修行の旅を決意した。

アフリカのガーナ滞在中、
「バラフォンの凄い人を見てみたい!」と友だちのミュージシャンに話したところ 「イイ所に連れて行ってあげる」と誘われ、
首都アクラからバスに乗り、「ココビテ」というリゾートビーチに連れて行ってもらった。

「ムスタファ・アディ」という太鼓の達人率いる集団のライブに、
その「バラフォンの凄い人」が入って演奏するとのこと。
そこに現れたのはあのCDのカクラバ・ロビ、、、その人だった、、、

ショウが終わって、ミュージシャンの友だちと彼に会いに行った。
神様に会えたオイラはもう緊張のあまりプルプルしちゃって、、、何が何だか、、、

そんな彼も今はこの世にいない、、、本当の神様になってしまって久しくなるな、、、
彼から受けた衝撃の余波は、今も消える事無くオイラのなかに響いていて、
だから、この素晴らしい文化、この楽器を
オイラのやりかたで日本に伝えていきたいと思って今に至るわけだ。

そんな敬愛するカクラバ・ロビ氏が生前に制作したバラフォンを
この度、修理、調律することになったのだ!

IMG_1118.jpg

こんなチャンスはなかなか無い、、、名誉なことだし嬉しい限りだ。
心して作業させていただきます。そして、あなたの魂をこの世に伝える為に尽力します!

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今回の依頼主ダイスケ。素晴らしい仕事をありがとう!


ヤーマン!!

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バラフォン |


2011/10/15 (Sat) YAOソロ発売!~クローゼットのなかの秘密

10/21(金)~10/23(日)のHERBESTAにて
オイラのソロCDを販売します!!

sic.jpg

YAO 未発表曲集(mini album ~ CD-R)
『 the secret in a closet 』
HERBESTRA価格¥1,500(通常¥2,000) 限定販売100枚
*盤面にロットナンバーが印字されています*



「アフリカから帰ってきて、早いものでもう12年が経ちます。

この音源たちはアフリカから帰国後間もない
1999年~2003年にかけて多重録音したものです。

使用した楽器は、バラフォン各種、ジャンベ、サバール、
ドゥンドゥン、ケンケニ、ペンペンソワ、ゴメ、
トーキングドラム、ウォータードラム、アゴゴベル、
各種ラットル系、ビリンバウ、大太鼓etc. . . .

これらの楽器をすべて自らでプレイしています。
クローゼットの奥から見つかったこの音源たちを聴きながら、
当時の実験的なプレイやひとり遊びを懐かしく思いました。

今聴いても遜色のない輝きをもつこの音源たち。
初々しいYAOの即興プレイを楽しんでいただければ幸いです。」

そんな感じで、是非お買い求めください!
オフィシャルショップか、もしくはオイラに直接声をかけてね。
ヤーマン!!                                                       

バラフォン |


2010/04/22 (Thu) 白いバラフォン?

日本でバラフォンを製作している人を何人か知ってるけど、先日「そしたらしたら祭」で出会った[倍音族]というアフリカンバンドのフミはまた違った発想の持ち主だ。

瓢箪の代わりに、風船を土台にして漫画のジャンプと半紙を張り合わせ共鳴器を作り、鍵盤には竹を使用。

言葉にすると、なんのこっちゃ分からないな、、、

写真を参考にイマジネーションを総動員してみんなトライ!
インドネシアには竹琴なるものが存在するが、その共鳴器は同質の竹筒を合わせる。

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でも彼は共鳴器も一から手作り、、、

新しい感覚の同業者と話すのは久しぶりだったから、嬉しくて寒いなか話し込んでしまいました。

バラフォンを作る人(日本じゃめったに居ないけど)が考える事の一つに「生音をデカくしたい!」っていうのがある。例えばジャンベと演奏しても埋もれない音、、、だったりね。

電気を使わないで音量を上げたい。素材だけを素晴らしく上手にチューニングしてボリュームを最大限引き出したいって考えるはずなんだ。だって驚異的じゃん?

世の中に現存している「楽器」って呼ばれてるものって、今は当たり前の様に楽器屋にあるんだけど、元を正せば「発明品」の総称だよね?

それって完成品を見てるだけだと、最初に作った人の苦悩やプロセスなんかは分からない。でも実際に作ってみると 発明家と同じ目線で考える事が出来るし、その楽器の生い立ちや、もっと入り込むと一気にその歴史まで解る様になる、、、

オイラは楽器を作っていて何度もそんな感覚になった事があるから間違いない事実だ!

この探究心を信じて、みんなの心に響く楽器を作って行きたい、、、と、この出会いを通してまた新たに思った次第です。


時代はまた次の時代をつくる。だからいつも新鮮だ!

ヤーマン

バラフォン |


2010/04/16 (Fri) ソロ活動

みなさんのおかげでバラフォンを聞いてもらえる機会が増えてきています。

まだまだ全然ポップじゃないけど「日本バラフォン普及連盟」の

会長を勝手に自負しているオイラとしては嬉しい限りです。

バラフォンのケースを特注で作ってもらったコトで行動範囲が飛躍的に広がりました。

先月は北海道でのライブの為に宅急便で送る事に成功!

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自作のバラフォンが初めて海を渡りました。

この時はDACHAMBOのオミちゃんと初の二人旅!

札幌在住の0312(流木デコレーション)「ハル君とゴッちゃん」の

ダブル誕生日ライブにお祝いの音を届ける事ができました。

この時のセッションはまだ記憶に残ってるほど楽しかったなぁ。

DACHAMBOで北海道に行く時は必ずお世話になっているドラム、パーカッションの

イデさんとは同い年!いつも艶やかなサウンドを提供してくれる大好きなプレーヤーの一人。

それから、プレーの奔放さはアフリカ人並?のタイガ君のジャンベが相まって強烈なグルーブ

を構築することができました。

このセッションはまたやりたいなぁ。

Human natureでのセット @ 宮越屋coffee
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札幌のまるちゃん宅のアート
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最近ではIZPONと元住吉のパワーズ2でやったDUOが印象的で楽しかった。

二人でスタジオに入ってリハーサルして当日に備え準備万端!

キューバ仕込みの訛りとグルーブ。。。たまりません!

これはまだまだ進化していく予感があるから、今回体験できなかった人は次回は是非!

アースコンシャスではSandiiBunbunのニューアルバムのレコーディングに参加。

これも貴重な体験でした。

タヒチの音楽を細部まで網羅しているサンディさん指導のもと、伝統楽器であるタヒチの

“トエレ”という名前のスリットドラム(丸太をくり抜いて、真ん中に切り込みを入れた木のドラム。

アフリカにもこれと同じ種類の太鼓があり、こちらは森の電報として使われている)の演奏をしたり、

タヒチの音楽のリズムをコピーしたりと新しい世界に連れて行ってもらいました。

このアルバムは来月5月18日にリリースされます。5月8日はCDリリース記念ライブが

原宿のクエストホールであります。是非遊びにきて下さいね~

そして忘れてはならないのが、名古屋のボトムラインでMMW来日でのオープニングアクトで

パヤカ楽団と演奏した事かな。心地よいボリューム感と良いバイブレーションでリハーサルから

意気投合!本番も楽しかったし言う事なし...でもパヤカ楽団の本拠地の浜松への帰り道、

トンネルの中でパヤカ号の前タイヤがパンク!!!

なんてドリフチックな展開!しかも大騒ぎの中若干一名車内で熟睡...

こんな感じで色々珍道中を繰り広げています。

遊びにきていたRYUDAIくんとベタに記念撮影。
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そしてもっとバラフォンを普及させたいオイラはソロCDの製作に入りました!

録音もジャケ撮りもわずか2日で無事終了!すべて一発録り!

夏までには発売する予定です。お楽しみに~

や~まん!

バラフォン |


2009/03/06 (Fri) 続・何のお告げなの?

昨晩は前々日の高熱による「脳みそ沸騰」により集中力が続かずに断念してしまい面目ない。

さっそく続きいってみますか!


場所は雨が降る山の中。でもどこかのフェスの会場みたいなんだよなぁ。地面は履いているサンダルが持って行かれそうになるくらいのぬかるみ状態。雨のフェスを体験したことがある人ならきっとこんな経験したことあるはず。でも、そんな場所にもかかわらず寝袋にくるまって寝ている人がちらほらいて、それを横目に歩いていくと、なにやら巨大なギリシャ風の競技場(コロシアムか?)が目の前にそびえ立っている(さすが夢)。しかもさっきのぬかるみはどこへやら、地面は石畳に早代わり(さすが夢)。フェスから中世のヨーロッパに飛んじゃったよ~(さすが!自由自在)。

何なんだここは?とか思っていると、ガタイのいい仙人風の爺さん(普通仙人てカスミ食って生きているんだろうから痩せこけているイメージかもしれないけど、この人は違う)がとても長い、それこそ貸しボートくらいの大きさのバラフォンを片手に現れてそこに置いているのを発見!「やっべー、叩きたい」
でも、彼には何一つ隙がない。近つ゛こうものなら最後、なにされるかわからない...あきらめかけて下をみると「アレ?ぷぷぷ...大事なバチをぽろぽろ落としてんじゃん。世話の焼ける爺さんだなぁ」
彼のお茶目な一面をみたオイラは緊張もほぐれて「これをネタに近つ゛こう」と落ちているそれを拾い集めながら、彼のそばへ...まるでエサにつられてついて来ちゃった犬そのものだよなぁ。

オイラ・・「(軽い感じで)これ落ちてましたよ~、ヤバいっすねこのバラフォン。こんなデカイの見たことないっすよ~」

仙人・・「。。。。。。」

オイラ・・「。。。どこに置いておきますか?」

仙人・・(アゴをしゃくってバラフォンの上をさす)

さすが仙人、無愛想じゃん!なんかリアル~

オイラ・・「ちょっとだけ音聴きたいから、叩いてみてもいいっすかぁ?」

仙人は何も言わないでまたどこかへ行ってしまった。

オイラ・・「何にも言わないっつー事は、イイって事だな。よ~し...」

と勝手に解釈して拾ったバチでそっと音を出してみる。でも、夢だからか音の印象が全く無い...何回か叩いたんだけど、どういうわけかその音は記憶に残っていないんだよな。以前見た夢は鍵盤を叩くと一つ一つが滞りなく鳴っていた。今まで聞いたことの無いような、すばらしく荘厳な鼓膜のおくに鳴り響くあの音色はいまだに忘れられない。それは今でも自分で楽器を作るときのお手本にもなっているくらいなんだから。
しばらくすると彼は大小2台の楽器を携えて戻ってきた。それをオイラの近くに置くと、今まで叩いていたそれを掴みどこかへ移動するらしく...

オイラ・・「あの~、お手伝いしましょうか?」

その言葉に彼は振り向きもせず、サッサと次の場所へ歩いて行ってしまった。大小の大の方を持ち、オイラは彼の後を追いかける...しかし、その重いこと。バランスを保ちながらついていくと、海岸の防波堤の波打ち際にある細い道らしき所に彼の目的地があった。なぜかそこは昔の中国の家のような部屋になっていて(まぁ、夢だから驚くことでもないのかもしれないけど)いくつも机が置かれ、十数名の人達がワイワイやっている...なんだか教室のような感じだ。彼が置いた楽器の近くにオイラもかれにならって自分が運んできたそれを置いた。
‥すると突然、、、

「きゃはははは~」

オイラ・・「??????」

オイラは耳を覆った。なんて下品な笑い声なんだろう...かん高く不快感を感じるその声の主を見ようと振り返ると愕然となった...さっきの人達の姿が激変していた!眼球は白く、黒目の部分が無い...おまけに牙をむき出しにしてヨダレをだらだらと垂れ流し、どう見ても妖怪か、悪魔そのものになっていた。しかもそいつらは威嚇までしてくる。それでも彼は黙々と何かを始めるべく作業をしている。オイラは怖くなってしまって仙人に

オイラ・・「...残りの小さい方を持ってきます...」

と告げてその場所を後にした。一刻も早くそこから出たかった。体がガタガタ震えている。
来た道を戻りながら今見たものが一体何だったのかを頭の中で整理する必要があった。「持ってきますって約束しちゃったから、またあそこに戻らないといけないんだよなぁ..でも、二度とあんな恐ろしいところには行きたくない...」そして心のどこかでこう願っていた「これから取りに行くあのバラフォンが、誰かに盗まれていたらそれを理由にあんな場所にもどらなくてもすむのに...」
そう願いながらその場所に着くと、残念ながらそれは置かれたままだった。仕方なく肩に担いでみる。
「アレッ?ひょうたんが付いていない。」ひょうたんはバラフォンの心臓だ!それが共鳴器となりあの楽器独特の声を発する。でもこいつにはそれがない...彼が持ってきたときからそうだったのかは今は知るよしもなく、約束に従いただ運ぶことだけに専念することにする。

「行きたくない...。」



                                    続く

バラフォン |


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プロフィール

YAO

Author:YAO
(photo:KunihikoSasaki)
 
 ◆◇◆◇◆

打楽器奏者
松本“ YAO ”善行

幼少の頃から和太鼓を叩き始める。

1997~1998年には打楽器の宝庫・西アフリカ(セネガル、ガンビア、マリ、ブルキナファソ、ガーナ)へ単独武者修行の旅にでる。5ヶ国をまわるなかでバラフォン、ジャンベ、ゴメ、ペンペンソワ、カリンバ、サバールなどに出会う。それらでのライヴパフォーマンスを認められ、現地では冠婚葬祭の演奏を許されるまでになった。

打楽器奏者としての名“YAO”は、当時セッションを共にした音楽家たちから命名されたものであり、約一年かけたこの旅が、今現在のYAOの屋台骨となっている。

帰国後、様々なバンド活動・スタジオワークを経て、現在は日本が宇宙に誇るサイケデリック・ジャムバンドDachamboでのドラム&パーカッションをはじめ、民族楽器を中心としたトライバルジャムユニットEarth Consciousやその他様々なアーティスト達の活動に参加し、フジロック・サマソニ・ライジングサン、オーストラリアのEXODUS FESTIVAL・Woodford Folk Festivalなど国内外の多様な音楽シーンで活躍。

演奏者としての活動以外にも、楽器そのものの考案・製作・修復などを行う、まさに生粋の打楽器職人である。

2009年よりソロ活動を本格的に再開する。創意工夫を凝らした自作バラフォンや、カリンバとバラフォンからのインスピレーションで誕生した独自の創作楽器「アイロフォン」を用いた演奏は『天国の音』と各方面から賞讃を受けるなど、その万物を豊潤な世界へ導く独創的なLIVEは国宝級と評されている。

2012年には今までの活動に加え、The Crash MustardとThe Coxaの2バンドを新たに結成。音楽のジャンルやバンド形態というカテゴライズを超えたプレイスタイルでGROOVEを常に探求し続ける。

 ◆◇◆◇◆

連絡先はこちら↓
yaobalafon@gmail.com

 ◆◇◆◇◆
  

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